民泊運営希望者のためのAirbnb・Home Away活用ノウハウ

今流行りの民宿等のインバウンドに関する記事を記載していきます。

マイナス金利と今後の影響

こんにちは!!
マイナス金利のニュースが発表されてから大分時間が時間が経ちましたが、昨日からマイナス金利が導入されたので、再び世間を賑わしています。
なのでマイナス金利の影響と経緯についてもう一度おさらいしておきましょう。


https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/N752_2senensatu_TP_V.jpg



マイナス金利が起きる理由(本来の場合)

マイナス金利という状態が発生する理由に、金融緩和政策が挙げられます。
市場に出回る国債の供給が需要を下回り、欲しいと思う金融機関が高値でも購入しようとした結果、マイナス金利になります。


マイナス金利のメリット

金融機関にお金が回るようになります。銀行同士の預金の話です。中央銀行ではマイナス金利になってしまうので、国債を買うのをやめて、他の銀行に預けるようになるのです。そうなると、他の銀行にお金が回るのでお金の回転が早まります。
一般消費者にとってのメリットは、ローンなどの金利が低くなるので、住宅ローンや自動車ローンが今までよりも有利な条件で組みやすくなります。

デメリット
単純に手元に戻る金額が少なくなることです。
基本は日本銀行と民間銀行の話ですが、仮に一般消費者に対してこのマイナス金利が適応されたら、銀行にお金を預ける意味がかなり薄れてしまうでしょう。

マイナス金利」導入の意図

先月29日に日銀はマイナス金利導入を発表し、今月16日から実施されました。日本では史上初の試みです。
今回導入するマイナス金利は、民間の金融機関から預かる当座預金の一部(政策金利残高)の金利を-0.1%にするものです。
一定額以上は預ければ損をすることになるため、銀行がお金を日銀に預けず、企業への融資などに回し、投資や
消費を促すのが狙いです。
このマイナス金利が本来のマイナス金利現象と違うのは、国債が人気で品薄だから多少プレミアが付いても買おうという原理で起こったのではなく、日銀が勝手にプレミア価格にしてしまったということです。
恣意的に品薄にし、金融緩和を強制的に促した訳です。

マイナス金利」導入の今後の影響

すでに大手銀行などでは今月から住宅ローン金利を引き下げる動きが相次いでいます。
民間金融機関が日銀に預けることをやめ、市場にお金を回し始めたということです。
これは日銀の意図した通りです。
一方で、私たちが銀行に預ける預金の金利についてですが、三井住友銀行は普通預金の金利を16日から、これまでの0.02%から0.01%に引き下げています。
またいくつかの銀行では、手数料の改訂を提案しています。
これにより、表向きは一般消費者には影響無しとしている「マイナス金利」が、手数料の値上げという形で結果的に消費者にとっても嬉しくない動きになりそうです。

マイナス金利」への見解

今回のマイナス金利の導入の背景は、日本人の習性が裏目に出ています。
それは「欲望の欠如」と「超慎重」という二点に尽きます。
特に現代の若者は『悟り世代』と言われているように、あらゆる欲求が低水準にあると見られています。
また、日本人全体を見ても投資に対しては依然として慎重である事に大きく変わりはありません。
よってマイナス金利でさらに消費する事が有利な状況になってもなお、消費しようとする国民が思った以上に増えてこないのではないかという懸念もあります。


国債リスク [ 森田長太郎 ]
価格:1728円(税込、送料込)


マイナス金利の現状


大騒ぎする程の画期的な施策には発展しそうにないようです。
当座預金残高の全体250兆円の内10兆円から30兆円にしか適用されないマイナス金利ですが、世間にはあたかも全体にかかってくるような報道の仕方もいかがなものかと思われます。
しかも今回は日銀によって恣意的に行われたものなので、将来のしっぺ返しが気になるところです。