これからのお金持ちの教科書
昨年12月の発行された本です。
かなり刺激の受ける内容だったので記載したいと思います。
この本の大枠は時代の流れを理解し、先取りする事で資産を築いていこうというものです。
(1)既に始まっている『新しい資本の時代』
・現代ではITが発展してきた為、大きな資産を築けるスピードが今までより各段に早くなった。
⇒著者も民泊(Airbnb)に注目しているようです。
・スマホのカメラをメモ代わりにする人が増えている。これをクラウドによるストレージサービスを加える事でメモを取ったノートを見なくてもいつでもどこでもスマホで確認することができる。さらにこのサービスの中にはOCR機能を提供しているところが多く、アプリに設定しておけば写真撮影したメモはテキスト化して保存することも出来る。
・新しい時代の資本の主役は企業ではなく、個人である
(2)スマートフォンが本当に変えたもの
・昔のインターネットと違う点は、ほぼ全員がスマートフォンというデバイスを保有していること、場所の制約が無くなったことの2点。これらによって死んでいたスキマ時間を有効に活用できるようになった。
スマホの普及によって、労働時間の概念が変わりつつある。会社に8時間勤務するといったまとまり時間の価値が相対的に見て下がっていく。
(3)新しい時代で稼げる人を考える
・求められるのは知識ではなくアイデア。既存のサービスを組み合わせて新しいサービスを創ることができる人は稼げるようになる
(例)家電メーカーのamadanaは、格安が時代の潮流である中、高デザイン・高価格を提示してオシャレに気を遣うニッチな層にターゲットを絞っている。
・経験の価値は半減する
・将来稼げる人の要素
1、多くのビジネスリソースをアレンジして新しい製品やサービスに再構築できる人
2、仕事を自己完結できる人
3、曖昧さを排除し、論理的に仕事ができる人
4、コストパフォーマンスの高いビジネスリソースを提供できる人
5、人工知能を論理的に教育できる人
これからのお金持ちの教科書 [ 加谷珪一 ] |
総論
上記のような内容で、大きく6偏に分かれて10年後の未来を予測している。
10年後を見据えてやっていきたい事は以下の通り。
1、儲かるかどうかは考えず、まずはやってみる。
2、自分を知ってもらう技術を身につける
3、仕事とプライベートを分けない
4、マルチインカムで収入を増やす
ITやロボット産業が発展していく事で、今の働き方が大きく変わること、変化に対応出来なければ自然淘汰される事が分かりやすく書かれています。