新高3生、浪人生向け 1年で偏差値30上げる逆算勉強法(2)
前回に引き続き、勉強法を紹介しましょう。
受験に限らず、短期間で最大の成果を発揮するには
(1)目標を設定すること
(2)期限(受験当日)までに何をすれば高確率で合格できるのかという逆算
(3)極限まで無駄を省くこと
以上の3点が最も大切になってくると思います。
当たり前のように思えますが、徹底出来ていないが為に無駄な時間を過ごしている人は多いと思います。
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『目標を設定する』
まずは当然のことながら、1年間という長いスパンでのゴールを設定します。
(1)長期目標(目標校)を設定する
⇒第一志望を設定するのも重要ですが、この段階で第一、第二、第三(滑り止め)志望を設定します。
なぜなら、(3)で詳細を話しますが、志望校を絞ることで無駄を省く為です。この志望校選びも非常に重要 になります。
例)
・第一志望: 東大文科二類
・第二志望: 慶應義塾大学経済学部
この志望校3つに絞り込んだ理由は、各々の受験問題の対策を練る時間を極限まで下げていく事を念頭に入れています。
慶應経済に関しては、主な試験科目は二科目(数学・英語)+小論文になります。
数学と英語の合計点が合格ラインに達していた場合に限り小論文の採点が行われます。
よって、小論文の問題は過去問を解く程度にして、数学と英語の対策のみに焦点を絞れます。
慶應商に関しては。三科目ですが、この学部の良い点は、試験問題がどの科目もセンター試験に準じている点です。
さすがにセンター試験よりは難易度は高いですが、偏った対策を練る必要がありません。慶応義塾大学の中では珍しく、どの科目も癖があまりありません。
このように、第二志望、滑り止めに時間をかける時間を極限まで削ります。
(2)中・短期目標を設定する
1年という期間は短いようで長いです。いくら受験という目標があっても1年モチベーションを維持するのは不可能に近いです。なので1か月(短期)、3か月(中期)で目標をたてることをおススメします。
しかし、ここで注意したいところは、『偏差値目標を設定しない』ことです。
なぜなら志望合格=偏差値を上げるという公式は成り立ちません。というより物凄く遠回りになります。
なぜかこの事を予備校の相談役の方は教えてくれません。
なぜ遠回りになるのかというと、河合塾の統一模試で偏差値80だからといって、必ずしも東大、慶大試験で優位に立てるわけではありません。
これに関しても(3)で詳細を話します。
ここでの目標は、『受験する大学の過去問で5割の正答率を獲得する』というような目標にした方が賢いです。
逆算勉強法を取る
1年という期限つきの中で、何月までにどこまで進捗が進んでいればいいのか?というプランを逆算で作成します。このプランが超重要です。
このプランが正確であればある程、心にゆとりができ、快適な受験ライフを過ごせます。
なのでこのプランを作成する際には、信じれる先生だったり、予備校の講師、またはその大学に合格した生徒と相談することをおススメします。
期限を作ることによって、勉強効率が上がり、無駄な焦りを減らします。
よく受験生で陥る病気が『無駄に自分を追いつめる病』です。
人間そんなにストイックに出来ていないので、1日中勉強なんて出来ません。少なくとも私は無理でした。
勉強していない時間があると不安になるという精神状態になっていたら危険信号です。
その意気込みは買いですが、焦る時は自分のプラン通りに物事が進んでいない時だけにしましょう。
また、プランより遅れを取ってしまっても全く諦める必要はありません。事実あなたが目標にしている東大や慶大、早稲田卒の人間で大半を占めている大企業も何食わぬ顔しながら不測の事態が起こったら早々に『下方修正』を発表したりするじゃないですか。
株式投資をしている個人投資家にとってはムカつく話ですが、早々に『修正』できるということは、裏を返せばそれだけプランがしっかりしているとも取れます。
ここで重要なことは、プランが計画通りに進まなかった場合の『早期発見』です。
この発見が受験1か月前だと取り返しのつかない事態になります。
そしてこの逆算勉強をするに当たって、最も重要になってくるのが『極限まで無駄を省く』ことです。
長くなりましたので、(3)に関しては次回詳細に記述します。
各々の大学の問題や傾向は近年変わっている可能性があるので、あまり中身については詳しく書けませんのでご了承下さい。
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