民泊運営希望者のためのAirbnb・Home Away活用ノウハウ

今流行りの民宿等のインバウンドに関する記事を記載していきます。

民泊ビジネスの現状と分析(12)(料金徹底分析! 民泊VSホテル業界)

今回は今後競争が激化するであろう民泊とホテルについての比較を行いたいと思います。

特に今回は、今後競争が熾烈化すると予想される価格設定についての分析をしたいと考えます。

(注)今回の検証は民泊の物件数が最も多い『新宿区』で検証を行います。




比較対象は、ビジネスホテルの大手、アパホテル東横インです。


アパホテル東新宿店の料金


[平日料金]
8,000円(朝食なし)
[休日料金]
16,000円(朝食なし)


東横イン歌舞伎町店の料金

[日曜日料金]
5,600円
[その他料金]
6,650円



この2つを比較してわかる通り、一人当たりの料金はだいだい「6,000円~8,000円」(平日)であることがわかります。アパホテルは高級感を重視している為か休日は特に高めの価格設定になっています。



次にAirbnbの料金について見てみましょう!
(注)このデータはJR新宿駅周辺のAirbnb投稿物件の1日当たりの平均宿泊料金を取っております。
[一人当たり料金]

13,390円

検証

アパホテル東横イン、民泊物件の3つを比較した場合意外なことに最も高いのは『民泊物件』ということになります。
この事から言えることは、「一人旅であれば、民泊よりもビジネスホテルに泊まった方がお得!」という事になります。

しかし、民泊が最も力を発揮するのは「複数人で旅行した場合」になります。
なので、「二人で泊まった場合」と「四人で泊まった場合」の2パターンで再び検証してみます。


[2人で宿泊した場合]

14,236円
[4人で宿泊した場合]

18,280円

検証結果
(注)比較対象は全て「シングルルーム料金」での比較を行っています。場合によっては他のプランの方が安くなる場合もあるのでご了承下さい。


[2名で宿泊した場合]
1位 東横イン: 11,200円
2位 民泊: 14,236円

3位 アパホテル: 16,000円


[4名で宿泊した場合]
1位 民泊: 18,280円
2位 東横イン: 22,400円
3位 アパホテル: 32,000円


総論

4名を超えた辺りから圧倒的に民泊の方がお得になることがわかります。
以上の点から、民泊は「複数人での旅行客を取り込むのに適している」という事がわかります。
裏を返せば、1名や2名向けの民泊物件は、ホテル業界と真っ向から競争していくことになります。
このことを踏まえると

「外国人旅行客に人気な区域でかつ、大人数を収容できる比較的大きめな物件であれば今後も安定した収益が見込める可能性が高い!」

という事になります。
是非参考にしてみて下さい。

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お得な小技
これは民泊をゲスト側で利用する場合ですが、クオリティをあまり重視しないのであれば間違いなく「当日予約」がおすすめです。
新宿などは既に登録物件が2,000件を越えていることから、当日になって物件が一つも空いていないことはまずありません。当日予約した場合は、通常料金よりも半額以下で泊まれる可能性がかなり高いので絶対におすすめです!