外国人旅行客が民泊に期待していること 民泊ビジネスの現状と分析(21)
2016年、益々激化している民泊市場。
安定した収入を見込む為には「顧客の需要を満たすこと」に尽きます。
そこで、興味深いデータがあったので掲載していきます。
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日本政策投資銀行の調査によると、訪日経験者の12.1%が日本での民泊をすでに経験しているとのこと。訪日希望者では26.8%が今後民泊を利用したいと希望しているとのデータもあるとのこと。希望率が多い国は、「マレーシア」(33.6%)、「インドネシア」(32.4%)、「シンガポール」(29.4%)の順。年齢別では、20代(32.7%)が最も多く、30代・40代・50代はいずれも約25%。
つまり、アジア圏の旅行客の4人に1人は民泊を積極的に利用したいということになります。
経験者の平均滞在日数は2.5日
(注)政策投資銀行の調査はアジア8地域(韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア)からの旅行者へのアンケートをもとにデータを作成しています。
では民泊をなぜ利用したいのか?
そして民泊に何を求めているのか非常に気になるところです。
民泊需要ランキング
1位 Wi-Fiなどの通信環境整備(39.7%)
⇒やはり海外で最もなくて困るのは『ネット環境』です。私もフィリピンにいた頃はずいぶんと悩まされました。ここはリスティングの段階で「ポケットWi-fiあります!!」と全面にアピールすべきです。
2位 宿泊代金(34.0%)
⇒民泊を利用したいと思っている旅行客の多くはビジネスホテル等の料金が高く困っている人が多いです。
ホテル業界の相場を調べるのは鉄則です。
(参考ページ http://minpaku.hatenablog.com/entry/2016/03/21/184755 )
3位 日本文化の体験(24.8%)
⇒やはり旅行目的は大半が観光になります。観光地からのアクセスがいい場所は人気があります。
(ちなみに関東圏内での人気ランキングは1位が「新宿御苑」、2位が「成田山新勝寺」、3位が「横浜みなとみらい」、4位が「浅草文化観光センター」、5位が「明治神宮」、6位が「渋谷センター街」、7位が「東京シティビュー」になります。)
また、伝統料理なんかも紹介してあげるとCS向上につながります!
4位 英語対応(24.1%)
⇒円滑なコミュニケーションを取る為にも英語はほぼ必須です!
5位 観光施設へのアクセス(24.1%)
⇒3位と同様、観光地からのアクセスは本当に重要です。
6位 温浴施設の充実(22.7%)
⇒「日本といったら風呂!!」という印象は根強いようです。
6位 日本料理(22.7%)
7位 商業施設からのアクセス(19.9%)
いかがだったでしょうか??
上記のような需要を考慮して物件を選定し、サービスを向上させればより効率的に運営ができるなるはずです!
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