民泊運営希望者のためのAirbnb・Home Away活用ノウハウ

今流行りの民宿等のインバウンドに関する記事を記載していきます。

日本文化と諸外国文化のすれ違い・注意点(民泊ビジネスの現状(31))

民泊ビジネスにおいて、最も注意を払いたい事は『各国の文化を理解しておく』事です。
宗教的な問題はもちろん、ちょっとした見解の相違で問題は深刻に発展していく可能性があります。
少なくとも近隣のアジア諸国の文化は理解しておく必要があります。

その理由はもちろん、レビューに大きく影響するからです。
レビューは民泊ビジネスにおいて最も重要です。


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民泊ビジネスのかなめであるレビュー

ここ数か月、10件程の物件を抱えている民泊オーナーから相談を受け、コンサルティングをしていますが、このオーナーが所有している物件はどこも高級マンションと呼んでも過言ではないくらい築浅で豪華なものばかり。
立地も申し分ない。好条件ばかりが並んだこの物件に客が月に一人か二人しか入らない大赤字。
その元凶が『評価低下によるSEOの低下』、さらには『悪いレビューを見た見込み客が逃げる』という最悪の事態に陥ってしまっていた訳です。
この状態に陥ってしまって理由は大きく分けて3つ

(一) 顧客対応が杜撰。顧客にとってのタブーに足を踏み入れてしまう事もしばしば。

(二) 内装が民泊向きではない

(三) 清掃が行き届いていない


今回は(一)の顧客対応に着目して記載していきます。


初級編 ~まずは宿泊者が困りそうな点にフォローしよう~

まずは悪いレビューを書かれないように、顧客が困りそうなところを予めフォローするようにしておきましょう。
過去の経験も踏まえて必ずフォローしておくべき点は以下の通り

(一) マンションまでの道のりをわかりやすく案内しよう!

⇒ ここをしっかりしておかなければ間違いなくトラブります。時間に余裕がある人は顧客と最寄り駅の出口で待ち合わせる事ができれば問題はありませんが、そうでない人は必ずわかりやすい案内図を作成し、前もって客にデータを送付しておきましょう。
アジア発展途上国の客はまだまだグーグルマップが浸透していない為、日本の文化を物差しにして考えないように気を付けましょう!

(二) あらゆる電化製品を英語表記に張り替えよう

⇒ これも最も大事な下準備になります。もしこれをやらなければ顧客からの問い合わせの電話が鳴りやむ事はありません。万が一連絡がこなかったとしても、後でレビューで「暖房しかつかないで非常に不快な思いをした」等、思いもよらないレビューを書かれる事もあるので注意しましょう。
特にポケットWi-Fiは誰もが使うものなので、接続しやすくするよう、裏面にIDとパスワードを記載する事をおすすめします。


中級編 ~各国の文化を理解しよう~


(一) 靴を脱ぐ習慣があるのかを確認しよう

⇒欧米諸国に関わらず、マレーシア人など多くのアジア人も部屋で靴を脱ぐ習慣がありません。それをフォローしなかった為、清掃が非常に大変になった記憶が私にもあります。


(二) 中国人、香港人は他人にも自分にも厳しい

⇒特に香港人の方は非常にこちらに対する要望が強い為、必要以上に準備が必要です。
しかしその分チェックアウトの際にはほとんどの方が完璧に掃除してから出ていきます。

(三) 韓国人はゴミ捨てに注意をしよう

⇒ 韓国人に関わらず、日本以外のほとんどの国民は「ごみの分別」をしません。
あくまで統計的な話ですが、韓国人の方は部屋を荒らす事が多いです。ゴミの捨て方も想像を絶するので、それが管理会社に見つかり最悪退去をいう事にもなりかねません。
ゴミ捨てはこちらでフォローするのが無難です。



他にも山ほど記載したい項目がありますが、特に注意していきたい箇所は上記になります。
供給過多の今だからこそ、他からひとつ突き出る努力をしましょう!


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