民泊運営希望者のためのAirbnb・Home Away活用ノウハウ

今流行りの民宿等のインバウンドに関する記事を記載していきます。

為替の動向(最新情報)

今年に入ってからどうも株や為替の動きが激しいので注意が必要です。
度々お伝えしている通り、民泊等のインバウンド産業は円安の状況下で最も力を発揮します。
この状況が少しでも変わる可能性が出てくるのであれば、注意が必要です。

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大局的な流れ

大枠の為替の流れをおさらいしたいと思います。
大局的に見て、為替の動きはやはり円安で安定していくと思います。円安の基準は人によってまちまちですが観光において日本が注目を浴び始めた時の水準から言えば、105円以上が安全圏を言える数字なのではないでしょうか。
日本においての一番の得意先は当然アメリカです。アメリカは日本より一足先に量的緩和(市場へのお金のばらまき)を止め利上げに踏み切りました。一方日本はまだまだインフレ率も芳しくない状況の為、量的、質的、さらには金利的(マイナス金利)にも止まる気配はありません。このような状況を考慮に入れれば単純に円の供給率はドルのそれを常に上回ることになるので、特別なイベントを除けば円安に振れやすくなる状態です。

中・短期的な流れ

特に年明けになってから、原油安だったり中国の経済成長の先行きが不安だったりという理由で円高になる状況が続いています。
円高の主要因はやはり最大の得意先であるアメリカ経済の後退です。アメリカの景気が悪くなってしまえばドルの価値は下がり、相対的に円の価値が上昇するので円高に動きます。大手米金融機関の見方では、今年のアメリカGDP成長率を2%付近から1.2%へと引き下げ、利上げも年3回から12月の1回のみと予想を改定しています。
7月の衆議院選挙を前にアベノミクスは正念場を迎えそうです。
市場全体の見方としては中・短期的に見てドル円は105円~110円の間を行き来すると見ています。


総論

民泊を含むインバウンド産業へ支障を来すかどうかで判断すれば、市場予測は105円を上回っているのでぎりぎり安全圏であると言えます。しかしこれ以上円高に振れるような特殊要因が発生すれば、これを割る事も十分考えられるので、当分は気が抜けない状況であると言えます。