ホリエモン著作の『ゼロ』を振り返る
ここ最近、ホリエモンこと堀江貴文さんの著作の本が増えてきました。
私も度々彼の本を読みますが、その中でも『ゼロ』はお気に入りです。
堀江さんの思考回路や着眼点がよくわかる著書になっています。
内容としては以下の通り
・ゼロになにをかけたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。まずはゼロとしての自分に小さなイチを足す。本当の成功はそこから始まる
⇒掛け算からではなく、足し算からはじめよう
・失敗して失うものはたかが知れている。なによりも危険なのは、失うことを恐れるあまり、一歩も前に踏み出せなくなることだ。これは経験者として強く訴えたい
・歯を食いしばって努力したところでたかが知れている。努力するのではなく、その作業に「ハマる」こと。なにもかも忘れるくらいに没頭すること。それが出来れば何でもできる
・経験がないと仕事でも人生にもキョドってしまい、なかなか行動に踏み出せない。
⇒経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされる。
・あらゆる人の一生とは、小さな選択の積み重ねによって決まっている
・給料のことを我慢と引き換えに受けとる対価だと思っていたら人生はねずみ色
⇒人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を投じるもののひとつであり、そこを我慢の時間にしてしまうのは、どう考えても間違っている
・多くのビジネスマンは自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えている
⇒これからの時代、時間以外に提供可能なリソースを持っていない人、給料を漫然と「もらう」だけの人はほどなく淘汰されていく
⇒稼ぐが勝ちの時代がやってくる
⇒お金から自由になる為に働こう
・やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」もの。
⇒どんな仕事にもやりがいを見出すことはできる
⇒能動的取り組むプロセス自体が、「仕事をつくる」こと
・なにかに「没頭」できることができた時、その対象を好きになることができる
⇒没頭するには「自分の手でルールをつくること」
⇒「今日という一日」にギリギリ達成可能なレベルに目標を掲げ、目標に向かってもうダッシュしていく
⇒100m走でバテる人はいないように、一日なら集中力を切らさないように全力でいける
・物事は「できない理由」から考えるのか、「できる理由」からから考えるのかが突き抜けられる人と一般人の差
・日本の企業数は412万(法人が195万 個人経営が217万)
⇒日本の就業者は6300万人。「15人に1人が経営者」
⇒たとえわずかな期間でも会社経営を経験しておくと、その人のビジネススキルは飛躍的に向上する
・ハッタリをかますこと、背伸びすることは決して悪いことではない。
⇒他者から信用を獲得していくために、絶対に乗り越えなければならないハードル
⇒信用の「ゼロからイチ」は、まず自分を信じるところから始める
⇒掛け算の前に足し算。他者のレバレッジをかける前に、自分の底力を底上げしよう
・人は「ここでいいや」と満足してしまった瞬間、思考停止状態に陥る
・1つの熟考より三つの即決。
⇒「悩む」とは物事を煩雑にしていく行為だ
⇒感情に流された決断は迷いがつきまとい、後悔に苛まれるケースが多い
⇒理性にしたがった決断をする
⇒決断できなければ、いつまでもっこの場に留まり、「このまま」の人生を送るしかない
・人が前に進む時
(1)挑戦(リスクを選び、最初の一歩を踏み出す)
(2)努力・没頭(ゼロからイチへの地道な一歩)
(3)成功(足し算の完了)
⇒挑戦と成功の架橋は努力しかない。その作業に没頭するしかない
・刑務所内で得た気付き
⇒「自由とは、心の問題なのだ」
⇒人は考えることをやめた時、後ろ手を回されて鍵をかけられる。思考停止の社畜
⇒自由と責任は必ずセットである
⇒責任が発生しない内は、本当の自由は得られない
⇒経済的な自由と精神的な自由の両方が必要
・仕事の質は、「集中力×時間」
・情報弱者と情報強者の間では、「未来を見る力」に決定的な差が生まれてくる
ゼロ [ 堀江貴文 ] |