絶対に民泊をしてはいけない地区・地域 (民泊ビジネスの現状と分析(24))
今回記事として述べたい部分としては民泊運営における「守り」の部分。
どんなに物件が良く、家具やホスピタリティを重視しても、運営する場所が民泊に適していない場合、多くの場合元手を回収しないまま撤退せざる負えない状況に陥ります。
そこで今回は、以下の2点にテーマを絞って説明していきたいと思います。
1 民泊絶対禁止区域
2 民泊要注意区域
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1 民泊絶対禁止区域
この章では、絶対に民泊をやってはいけない地区、地域を掲載していきます。
(一)軽井沢
言わずと知れた、日本の中でも有数の避暑地であり、別荘地です。
ここはつい最近「民泊全面禁止」が発令されました。
なぜなのか?建前はおいておくと、主要な要因は「別荘を保有している資産家が嫌がるから」であると多くの人からの意見があります。
せっかく高いお金を払って別荘を購入したにも関わらず、夜な夜な外国人旅行客が近隣でどんちゃん騒ぎをしていたら嫌ですよね?
軽井沢としての「ブランド」を維持する為にも、早い段階で民泊全面禁止に踏み切ったわけです。
(二)東京23区内の高級住宅街
上記の理由と同じで、富裕層が多く住む高級住宅街では、民泊運営が目立ち始めると反発に遭う可能性が非常に高いです。すでに退去命令が出た物件を何件も知っています。
≪高級住宅地一覧≫
千代田区=番町
港区 =高輪、南青山、赤坂、南麻布、三田、白金台、元麻布、白金
渋谷区=松涛、広尾、神山町、大山町、南平台町、代官山町、猿楽町、神宮前、代々木、上原
新宿区=下落合、中落合、市ヶ谷砂土原町
品川区=東五反田、上大崎、北品川
豊島区=目白、中井
北区 =西ヶ原
板橋区=常盤台
文京区=本駒込、西片、関口、小日向、目白台、駒込、春日、千駄木、本郷、千石
中野区=中野、中央
目黒区=青葉台、八雲、自由が丘、柿の木坂、中目黒、上目黒、駒場、目黒、碑文谷、鷹番、平町、東が丘、緑が丘、洗足
練馬区=石神井町、向山
杉並区=善福寺、浜田山、永福、荻窪、和泉
大田区=田園調布、久が原、山王
世田谷区=等々力、田園調布、瀬田、岡本、深沢、成城、用賀、上北沢、赤堤、代沢、駒沢、尾山台、新町、奥沢、上野毛
台東区=上野桜木、池之端
2 民泊要注意区域
・ 台東区
⇒ 先日台東区では、民泊を運営するにあたって「フロントの設置」を義務付けることとなりました。
台東区と言えば、東京23区の中でも最も歴史ある地域であり、外国人旅行客にも大変人気です。
浅草や上野がここに位置し、いわゆる「下町」として都民に認知されている区域です。
他にも秋葉原が台東区に位置することから、一見すると利益が出そうな地域も多く含まれています。
総論
『人の行く裏に道あり 花の山』
私はこの言葉が好きです。
ニッチな地域を選んで先行投資するのは常套手段ですが、確実に芽が出そうにない地域の情報を頭に入れておく事も戦略の一つです。
1つの物件が大きな損失を抱えてしまったらそれを補てんするのには大きな労力が必要になります。
物件を選ぶ際には、これでもかという程慎重になりましょう!
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