民泊ビジネスの現状と分析(16)(民泊に新ライバル!ラブホテル外国人に大人気 鶯谷躍進)
ここ最近、新宿区と渋谷区で「民泊熱」が過熱している中、外国人旅行客が一定数「ラブホテル」に取られていると知人から報告があったので調査することにしました。
新宿や渋谷と並んで外国人に人気なのが、「浅草」や「アメ横」などいわゆる下町エリア。
そのどちらにもアクセスがいい鶯谷エリアに人気が集まっているとのこと。
皆さん、鶯谷といえばどのようなイメージがありますか??
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「JR山手線の雰囲気が好きな駅・ダサい駅」のアンケート調査の結果を参照すると、山手線の駅好きな駅1位は恵比寿駅、ダサい駅1位は鶯谷駅が選出されました。
恵比寿駅が1位に選ばれた理由は、「おシャレで大人っぽい雰囲気」だという。最下位に沈んだ鶯谷駅は、山手線全29駅のなかで一日の乗降数がもっとも少なく、駅前にはラブホテルが乱立していることから、「いかがわしい街」といったイメージが定着している様です。
不名誉な称号を得た鶯谷ですが、そのラブホテルに観光関係者は今、鶯谷駅に熱い視線を送っています。
その理由が外国人の旅行スタイルの変化が大きな要因の一つであると推測されます。
外国人の旅行スタイル変化
昨年から民泊をされている方はよくご存じでしょうが、これまで訪日外国人観光客の多くは団体旅行でしが。民泊は多人数で部屋をシェアする傾向が強いです。なので人数が多ければ多いほど、1人当たりの宿泊料を安くできる民泊は適任です。(民泊ビジネスの現状と分析(13)に詳細を記載しているので、気になった人は是非見て下さい。)
ところが、下町を観光する外国人を中心に、訪日外国人観光客は、団体旅行から個人旅行にシフトしつつあります。そうなると(13)にも記載している通り、「民泊の弱点」が露呈されます。少人数の宿泊料金が、ビジネスホテルの料金に劣るケースが出てくるわけです。ラブホテルにも同様の現象が起こるわけです。
鶯谷のラブホテル事情
メリット
2名宿泊の場合、1人当たりの宿泊料金が格安であるという事です。
最も割安で、衛生面もさほど問題ないおすすめのホテル『サボイ』
【日~木】
19:00~翌12:00 の間で最大17時間の利用料金
⇒5,616円均一(一人当たり約2,800円)
【金・土・祝前】
19:00~翌 12:00 の間で最大 17時間の利用料金
⇒7,776円均一(一人当たり約3,900円)
さらに鶯谷のラブホテルは都内の他のホテルと異なり、「部屋の行き来」が許されるホテルがほとんどです。つまり、4人で旅行に来た場合も、一つの部屋に集まって飲み会などもできるという事です。
デメリット
チェックイン時間が融通できない事につきます。
その為、追加料金が発生する場合が非常に高いです。
また、レジのおばちゃんも英語が喋れない人がほとんど。コミュニケーションに難がある事は明白です。
民泊ニッチ戦略!!鶯谷に光明
新宿や渋谷と違い、鶯谷は競争は激しくありません。(駅周辺で数件程度。そのほとんどが活況です。)
そして、少人数をターゲットに絞った場合用意する物件は1Rが最適です。
鶯谷の賃貸相場
1Rの相場
⇒約76,000円
新宿の場合1Rの相場が約98,000円!その差22,000円。
ラブホテルの最安値水準、1泊6,000円で料金設定しても、14泊前後で諸費用込で元が取れる事になります。
また、賃貸物件の条件が緩いとの情報も入っているので、物件確保も比較的容易である事を考えると、鶯谷に展開するのは『良案』かもしれません。
是非、参考にしてみて下さい。
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