民泊運営希望者のためのAirbnb・Home Away活用ノウハウ

今流行りの民宿等のインバウンドに関する記事を記載していきます。

民泊ビジネスの現状と分析(15)(民泊専用の家賃債務保証サービス「S-Park」について)

皆さん、賃貸をされる際に連帯保証人を付けるように求められた事はありますか??

おそらく、学生の一人暮らしなんかはほぼ確実に親を連帯保証人にしていたかと思われます。
しかし民泊運営者ともなるとおそらく二十歳以上の方々が多いかと思います。
さすがに「民泊をするから連帯保証人になってくれ」と親に言える人間は限られてくるかと思います。


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私の感覚では家賃が月収の四分の一以下であり、かつ上場企業に勤めていれば連帯保証人が不要になるケースが多くなる感じがします。
しかし、これから本気で運用しようと思っている方で高給のサラリーマンの方の割合の方が少ないのが実態です。
ともすれば、部屋を借りる時に苦戦するのは必至です。

清濁合わせのむ覚悟があるとするのであれば、手段としては以下のものがあげられます。


(1)賃貸物件の管理会社が緩い事、そして保証会社が緩い事を祈りながら運に任せる

⇒この方法はお金はかからないものの、非常に時間がかかり非効率的です。
実際源泉徴収票が用意できない人はまず通りません。保証会社が「ノンバンク系」で個人信用情報を調べない業者も存在しますが、やはりローンの引き落としやクレカの引き落としがかからなかった人も信用が傷ついている可能性が高いので、この方法はやめるべきでしょう。

この方法が通用する人
⇒サラリーマンで一定の収入がある方はチャレンジしてみる価値はあります。


(2)恥を忍んで連帯保証人役を親に頼み込む

⇒この方法が出来るのであればお金もかからないですし、確実性も高いです。
ただし連帯保証人を付けたとしても、本人が何も信用がなければ元も子もありません。あくまで連帯保証人は「最後のひと押し」的な役割を果たすだけであると理解すべきです。

この方法が通用する人
⇒自らもそこそこの信用がある状態でかつ親にも安定した収入がある場合。親が退職している場合は連帯保証人としての役割を果たせないケースが多いので注意しましょう。


(3)自身の収入・肩書を不動産仲介業者に偽造してもらう

⇒この方法は無駄なお金もかかることに加え、何かしらのペナルティを受ける危険性もあります。
いわゆる「イケイケ系」の仲介業者であればこの手法をあちらから勧めてくる可能性もありますが、使用するかどうかは自己責任です。委託平均費用は10万~20万

この方法が通用する人
⇒失う人がお金以外何もない人。当然審査は通りやすくなりますが、万が一バレた場合のリスクも十分考慮しましょう。


(4)高収入で一部上場企業のサラリーマンの友人の名義を借りる

⇒おそらくこの方法が最も確実に審査を通す手段です。しかしこの方法は厳密にいえば「サブリース契約」に当たるので、実際物件を借りる場合は、賃貸業者の担当者としっかり相談しましょう。

この方法が通用する人
⇒このような人脈がある人。そしてお互い最低限のリスクを抱える事を理解できる関係であること


上記4点どれもない方は今回日本初で提供される家賃債務保証サービス「S-Park」の使用を考えてみてはいかがでしょうか?


同サービスの特徴

民泊事業主(借主)の連帯保証人に代わって新日本信用保証が入居者を保証するといったもの。
民泊物件.comでの物件契約がクリア且つスムーズになる
(注)現状では、「民泊.com」が提供する物件契約に限られているようです。

オーナー、借り手、不動産会社のメリットは以下の様に謳っています。
(リンク: http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000017848.html )


・ 不動産会社のメリット
保証人がいない民泊事業主との仲介取引が可能になり、収益機会を増やすことができる。
また、保証内容についてはご要望に沿ってカスタマイズが可能。

・ 貸主のメリット
保証人がいない民泊事業主でも契約が可能になり、空室を減らすことができる。
家賃滞納リスクを無くすことで安心して入居者を募集することができる。

・ 借主(民泊事業主)のメリット
連帯保証人なしで民泊物件の賃貸借契約が可能となる。また、信用面を補完することで、個人で複数の民泊物件を契約・運営することができるようになる。



総論

今回紹介したサービスを使ったとしても以下の項目は避けられません。

・本人の信用は最低限必要
・選定できる物件が限られる

また、サービス代金もまだ公表されていないので、このサービスがどの程度まで運営者に浸透していくのかはまだわかりません。
いずれにしても、民泊をしていく上で少しでも有利に事を運ぶ為にも、常にアンテナを張って情報収集をする事が重要であると考えます!



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